レッドリボンさっぽろのブログ

HIV陽性者・AIDS患者との共生と差別・偏見のない社会の実現を目指し、北海道で活動をするNPO法人レッドリボンさっぽろの公式ブログです

【報告】12月21日(土)に陽性者交流会inHOKKAIDOが開催されました。

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クリスマスも間近になった12月21日(土)に「陽性者交流会inHOKKAIDO」を札幌市内の公共施設にて行いました。今回は初参加1名を含め総勢12名にご参加頂きました。

 

いつものようにグランドルールの読み合わせをした後、カードを使って自己紹介。
『私はこれで温まっています』では、「最近、夜に電気をつなぐとあたたまる、リラックマの電気ゆたんぽをつかっています。なのでリラックマの顔に足をのっけています」とか、「吸湿発熱毛布を購入しました。マイクロフリース毛布という感じでものすごく暖かくて、夜はこれで温まっています」など、話題にのぼったものは就寝時の商品が多かったですね。ちなみに私が温まっているものは8年ほど前に買った羽毛布団です。しっかりと厚みがあるやつにしようと少し奮発して買いました。しっかりしすぎていて冬でもこの布団で寝ていると暑くて毛布がいらないんです・・・しまいには布団を剥いでしまうことがあって、かえって風邪引いちゃいそう・・・と思うときがあります。

意外と盛り上がったのは『みかん派・りんご派トーク。「断然みかん派。時々りんごも食べます。最近は冷蔵庫に入っているりんごをミキサーでスムージーにしています」とりんごも捨てがたいとの声がある一方、「本当はりんごが好きなんですけど、アレルギーがあるんです」なんて方も。シラカバの花粉症はりんごと関係があり、北海道や北東北ではアレルギーでりんごが食べられないという方がいらっしゃるそうです。

 

場が和んだあとは参加頂いた皆さんからの聞きたいこと、話したいことを元にトークをしています。
『病気になってよかったことや気づけたことは?』というテーマでは、「陽性者同士のつながりで全国各地に友達ができました。以前は内向的でしたが良い意味で性格もかわったと思います」といった声や、「持病があり昔から服薬していましたが、なかなか飲めずかなりの量を捨てていました。でもこの病気になったことで、今ではどちらもきちんと飲めるようになりました」などとポジティブな意見が多くありました。

 

『セックスライフのなかで陽性であることの自己開示をしたことはありますか?』では、「お付き合いするってときに、陽性であることを伝えたりしている。いつのタイミングで言おうかはいつも迷います。比較的若い世代のほうが知識をもっていて、“薬を飲んでいるの?”とか“治療しているなら大丈夫だね”となる。逆に40代以上のほうがリアクションが大きくて、理解が難しいんだなと感じます」と言う声や、「正直に伝えると相手の態度が変わってしまったり、逆に伝えないことで言い争いになったり。オープンにすることで理解のある人しか声をかけてこないと考え、10年ほど前に思い切って陽性であることをSNSや出会い系アプリなどでオープンにしました」との意見も。必ずしも伝えなければならないというものではありませんので、カミングアウトしなければならないわけではありません。自分がどうしたいか?をしっかり考えられるといいですよね。

 

終了後は札幌駅周辺で懇親会をおこない、みんなで牛すじ醤油鍋をつつき、天ぷらや竜田揚げを頂きながらおいしいお酒を頂きました。次回陽性者交流会inHOKKAIDOは2回目となる平日夜の交流会を1月22日(水)に開催いたします。また、次回土曜昼開催の交流会は2月15日(土)です。
2019年8月~2020年4月実施の陽性者交流会inHOKKAIDOは北海道ろうきん様の助成により無料で参加頂けます。

 

性別・セクシャリティ・感染経路を問わず、陽性者の方であればどなたでも参加頂けます。これまで参加したことがないあなたもこの機会に是非参加してみませんか?交流会でお会いできるのを楽しみにしております。

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(ミツル&龍太)