レッドリボンさっぽろのブログ

HIV陽性者・AIDS患者との共生と差別・偏見のない社会の実現を目指し、北海道で活動をするNPO法人レッドリボンさっぽろの公式ブログです

【無事終了しました!】9月29日(日)は札幌でLGBTのための休日即日エイズ検査(無料)を実施します。

「感染していても、いなくても、健やかな毎日を過ごすために」札幌市ではMSM(男性と性交渉のある男性)を中心としたLGBTの方を対象に無料・匿名・即日でHIV検査を実施します。また、希望者は梅毒検査も同時に受けられます。
この機会に是非、HIVと梅毒のチェックをしてみませんか。



検査日当日まで予約可能!
但し、定員に達した時点で予約は終了しますので、お早めに。
キャンセルが出た場合は、9月29日(日)受付終了まで新たに予約を受け付けます。

【検査日時】2024年9月29日(日) 午前の部9時30分~11時30分  午後の部13時30分~15時30分

【検査会場】白石保健センター 3階健診フロア
 (白石区南郷通1丁目南8-1 白石複合庁舎内)

白石区複合庁舎へのアクセス/札幌市白石区

【予約について】
・検査を受けるには、事前に札幌市コールセンターへWEBで予約が必要です。
予約受付期間:2024年9月11日(水)8時~
                         2024年9月29日(日)検査会当日受付時間終了
まで

WEB:https://www.callcenter.city.sapporo.jp/sapporo/cc/web/formList.html

WEBでの申込が難しい場合にはお電話でのお申し込みも可能です。
 電話番号:011-222-4894(電話予約時間:年中無休8時00分~21時00分)
 電話の場合は「9月29日○時○分~○時○分までの休日エイズ検査の予約」と口頭でお伝えください。

・名前や住所を伝える必要はありません。
※FAXやハガキ、封書による申込はできません。

 

予約の時間帯は、以下のとおりです。
<午前の部>
(1)  9:30~10:00【×受付終了】
(2)10:00~10:30【×受付終了】
(3)10:30~11:00【×受付終了】
(4)11:00~11:30【×受付終了】

 

<午後の部>
(5)13:30~14:00【×受付終了】
(6)14:00~14:30【×受付終了】
(7)14:30~15:00【×受付終了】
(8)15:00~15:30【×受付終了】

 

・予約完了時に、「受付番号」をお知らせします。
 お知らせした受付番号は、検査日の受付時に確認しますので、忘れないように注意してください。また、あなたの受付番号で他の人が検査を受けることがないよう、他の人に番号を知らせないでください。受付番号一つにつきお一人しか検査を受けられません。
※原則として受付番号の確認ができない方は、検査を受けることができません。

 

【梅毒検査について】
・検査当日に、会場で梅毒検査も希望する旨をお伝えください。

・今回行う梅毒検査はTPHA法(イムノクロマト法)の1項目検査です。
  過去に梅毒の治療歴がある場合は、陽性と判定されてしまいますので、平日のエイズ検査で梅毒検査を受けてください。

・梅毒検査は感染のある機会から1ヶ月経過してからの検査をお勧めします。

 

【検査当日について】 採血してから結果がわかるまでは1時間ほどかかります。

(1)受付予約した時間帯に、白石保健センター3階健診フロアに入ろう。受付で受付番号を伝え、簡単な申込書に記入しよう。検査は無料・匿名なので安心です。名前の記入欄はありません。梅毒検査を希望することもできます。

(2)事前説明があります。担当者から、個室で検査に関する事前説明を受けよう。気になることがあれば、その時に相談もできます。話したくないことは話さなくても大丈夫です。

(3)採血をします。採血量はたったの5cc。採血してから結果がわかるまでかかる時間は、1時間ほど。待ち時間は、そのまま待合スペースで過ごしてもいいですし、30分程度であれば外出していてもOKです。

(4)札幌市保健所が実施するエイズ検査では唯一、当日の会場内にNPO法人レッドリボンさっぽろのゲイ男性相談員による相談室を設けます。 検査前でも検査後でも検査の結果待ちの時間でもいつでもご利用可能です。検査のことは勿論ですが、セクシュアリティのことや性行動、セーファーセックスのことなど幅広く一緒に考えることができます。最近話題の"U=U"についてや"PrEP"のことも聞けますよ。相談者のプライバシーは相談員の守秘義務によって守られます。

(5)担当者から結果を聞こう。結果を受けての相談もできます。この日に行う検査では、判定ができない場合や実際には感染していなくても「陽性」という結果が出る場合があります。その場合は確認検査をおこないます。検査結果は、電話、郵送ではお知らせしません。

感染のある機会から3カ月以上経って検査を受けた方で、HIV検査結果が「陰性」の場合はHIVに感染していないことを意味します。

感染のある機会から3カ月以内に検査を受けた方で、HIV検査結果が「陰性」の場合は、確実に「陰性」であるとは言えません。感染していないことを確認するために、感染の機会から3カ月以上経ってから、もう一度検査を受けることをお勧めします。

HIV検査結果が「要確認」の場合は 、 詳しい確認検査が必要になります。確認検査で「陽性」の結果が出たときは、HIVに感染していることを意味します。感染が確認された場合には、信頼できる病院やカウンセラーを紹介します。

・梅毒検査結果について(受検された方のみ) 梅毒検査の結果によっては、医療機関の受診をおすすめすることがあります。

 

 【今回、エイズ検査を受検する方へのお願い】

・37.5度以上の発熱がある方、体調不良の方の受検は控えていただくようお願いします。

・感染予防対策等安全な検査実施にご協力いただけない場合には、受検をお断りする場合があります。

 

<この検査は、札幌市が主催し、NPO法人レッドリボンさっぽろが広報協力して実施しています>
〇今回の検査はMSM(※)を中心としたLGBTの方を対象としています。
(※)Men who have Sex with Menの略。男性と性交渉のある男性

【参考元】札幌市感染症総合対策課WEBサイト
エイズ検査について
LGBTのためのエイズ検査について

今年の5月12日、クリスの命日は日曜日。 ~藻岩山に登って思う徒然話~

※クリスは札幌でエイズと闘い、1996年に亡くなりました。
『クリス・アザー・ストーリー』は、病を抱えながらも懸命に
生きようとしたクリスと彼を支えたレッドリボンさっぽろや
友人たちの物語です。

 


クリスが亡くなった5月12日、毎年クリスの散骨をした藻岩山に登っている。
レッドリボンのくるみちゃんと秋山さん、そして連れ合いの中山と私。この4人が今年の藻岩山登山?(ケーブルカーとロープウェイすべて使って!)のメンバー。
私と中山は、以前使っていた観光道路入口(これを覚えているのは古いメンバー)近くのもいわ三荘(なつかしい)で食事してから、レッドリボンのお二人と合流。


少人数だったので、徒然話に花が咲く。
昔の事を思い出すのは老人の脳にはいいらしい。還暦になった私も、若い人が話を聞いてくれるのがうれしくて、ついつい色々話してしまう。


1996年はクリスが亡くなった年だが、札幌で初めてのレズ・ビ・ゲイ・プライドマーチが開催された年でもある。印象深い年なので、今でもこの年より前か後かで時間の経過をイメージする事が多い。あれから28年もたったなんて。


28年間ずっと、毎年クリスの命日に藻岩山に登ったのかというと、そうでもない。理由は忘れたが、行かなかった年もあった。日にちをずらして行ったことも多い。天気のいい日もあったけど、冷たい雨の日、強風の日、雪が残ることは最近は少ない。一人で行ったり、家族だけの日もあるし、大勢でわいわい上って帰りに皆で食事をし、おしゃべりしてから帰る事も多かった。クリスの上司のGさんに会えた年もあったし、クリスの本を出してくれたかりん舎のお二人とご一緒できた日もあった。もしかしたら藻岩山に登っても登らなくても、別の場所でも。私たちクリスを知る人間は5月、クリスを思い出し、会いに行ったのだ。

 

あれから28年。クリスの事を思い出さない日はない・・・わけはない。むしろ思い出す日は減ってきている。ごめんね、クリス。でも、何かの瞬間、ふと思い出す。

 

私は薬の仕事をしていて、患者の自宅まで届ける事も多い。ある日、ある高齢女性宅に向かうと、彼女は退院したばかりで、しかも体が不自由なのにも関わらず、朝からフルスロットルで洗濯機をまわしている。「朝から大忙しなの」という顔は、生きる喜びでキラキラしている。この感じ、どこかで。思い出した。クリスも、退院した日に掃除や洗濯に追われながら、楽しそうなその声が弾んでいたのを思い出す。とても生き生きした声だった。

 


先日、旭川でのレインボーパレードに誘ってもらい、参加した。札幌と比べて人数は多くなかったし、音楽も山車もシュプレヒコールもない、でもなごやかでアットホームなパレードだった。草の根から始まる希望を感じた。クリスも札幌のパレードに参加したがっていた。
 クリスはゲイだ。入院中、医師や看護師がゲイを嫌ってると感じて、もういやだ、早く退院したいと言っていたのを思い出す。その頃に比べたら、今はLGBTQなどどいう言葉を知ってる人も多く、表面上は理解が進んだように見える。でもほんとのところ、どうだろうか。私たちの心の中は変わったんだろうか。

 

久しぶりに『クリス・アザー・ストーリー』を開いた。皆、若い。それゆえ、スマホもインターネットもない中で、手あたり次第電話をかけまくり、行動するパワーがあった。そしていつもクリスの気持ちに寄り添い、共に歩んだ。それだけは自信もって言える。

 

でもクリス、やっぱりりっぱだったなあ。想像してみてほしい。たかだか30代のクリスが、異国で病気になり、自暴自棄になることもなく、最後まで自分らしさを失わず、同じ病気を持つ人に語りかけ、そして自分の死後の事まで考えていた事を。決して誰にでも出来る事ではない。

 

「クリスはエイズにかかっていた自分をありのままに受け入れ、愛してほしかった・・・同情ではなく、理解と尊敬をもって思い出してほしい」「クリスが多くの人の心の中に生き続ける事を希望します」

(『クリス・アザー・ストーリー』から)

自分の書いた文章に頷くのも変な気分だが、改めてクリスを尊敬し、折々に思い出しながらこれからも生きていきたいと思う。

 

改めて『クリス・アザー・ストーリー』は、いい本だと思う。クリスの遺書、クリスの言葉、クリスの文章、クリスが冷蔵庫に貼った言葉、クリスの生き方など、ずっと残していく価値がある。多くの人に読んでもらいたい。

でも、出版した当時、私の知る範囲、知らないところでも、クリスの死は様々な波紋を呼び、またこの本によって傷つけてしまった人もいたと思う。今更ながら申し訳なく思う。
ただ、病名の公表に否定的だった人に対しては今でも答えはNoだ。クリスがエイズだったことを非公表にするのは、彼を最も傷つける行為だと思う。

差別を無かったことにしたいと願う人々は、しばしばその事実をすべて覆い隠し、当事者に沈黙を強いる。クリスが望んだのは、作られた美しさで語られる事ではなく、ありのままのクリスの人生を受け入れ、またこの病に苦しむ人々の存在に目を向け、支えていく社会を作っていく事。それは同時に、クリスがずっと主張していた、異文化に対しての思い込みを捨て、ありのままの個性を受け入れる社会に変わっていく事にもつながると思う。

 

また、レッドリボンさっぽろの中でも、思いは一様ではなかった。
クリスが亡くなってから1年半後、一緒にサポートした原田さんから手紙をもらった。私信なので内容は秘密だが、今でも涙してしまうようなうれしい手紙である。こんなに大切な事がたくさんかいてあったのに、この手紙をもらった当時は、なぜかその気持ちに向き合う事ができなかった。これを書き終わったら、今度は原田さんに手紙を書こうと思う。26年前の手紙のお返事を。それはなんかすごく幸せな作業になりそうな予感がする。

 

あれから28年もたち、私たちもずいぶん年をとった。クリスのサポートチームの一人、石田さんには今でも時々会いに行き、相変わらずのエネルギーに圧倒されている。原田さんとは、しばらく会ってないが、よくラインで連絡しあっている。私たちはいつの間にか読書仲間になり、面白い本があったら紹介したり、貸し借りしたり、感想を言いあったりするようになった。

 

 

『クリス・アザー・ストーリー』はまだ続いている。


この文章を書くチャンスをくれたくるみちゃんに感謝を。
2024.7.7未明
冨田 美奈子

 

2024.05.12 藻岩山山頂にて



【報告】4/11(木) 財団法人「台湾レッドリボン基金会」(Taiwan AIDS Foundation)メンバーと対面での情報交換し、交流しました

みなさま、おはようございます!こんにちは!こんばんは!
どの時間でも適応できる挨拶言葉が見当たらない…(笑) 代表の沼田です。
昨年度は、全然活動報告をブログに掲載できなかったので、今年度は頑張るぞ!と思っていたのに、色々な報告が滞っていて、すみません。
8月に入ったのに4月の報告をしていなかったと思い、ブログと向き合っております!

という訳で、ご報告が、かな~り遅くなってしまいましたが、
去る2024年4月11日(木)20時30分~当会の事務所に、財団法人「台湾レッドリボン基金会」のSocial Worker Director林垠瀚(LIN YIN HAN)様、Marketing Manager林俊宏(DON LIN)様と通訳の方の3名が来訪され、互いに情報交換し、交流しました。
対応した私・沼田と秋谷さんからレポートと感想をお送りします。
まずは、沼田からの報告です。

 

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財団法人「台湾レッドリボン基金会」のSocial Worker Directorの林垠瀚(LIN YIN HAN)様、Marketing Manager林俊宏(DON LIN)様と通訳の方の3名は、
4月19日(金)~21日(日)まで開催の東京レインボープライドへの参加に合わせ、来日されており、同じ「レッドリボン」を冠する団体ということで、今回、ご連絡をいただきました(感謝👏)。
日本以外の団体との交流は、私が入会してからは初めてのことで、助手(笑)にメンバーの秋谷さんにもご協力いただき、二人で対応しました。

台湾レッドリボン基金会の方々の質問に答え、日本のHIV/エイズの現状や、北海道の検査の状況や検査率が低い事、互いの啓発活動の状況などを情報交換しました。

台湾は政府がHIV予防啓発に大きく関わってくださっていることで、色々な啓発活動ができていることを知りました。政府のバックアップが大きく、芸能人やインフルエンサーなどの著名人の協力も得やすくなっているのは、日本とは全然違い、
芸能人やインフルエンサーが啓発資材に積極的に参加することで、手に取りやすく興味・関心を持ってもらえるのは、素晴らしい取り組みで、日本・北海道も見習いたいところと感じました。

今回は、こちらの都合でたくさんお時間を作ることは難しい状況でしたが、短い時間の中でも貴重な情報交換ができ、有意義な時間でした。

パイナップルケーキとHIV陽性者をあたたかい灯で包み込むキャンドルをお土産で頂きました。その他、台湾の啓発資材も参考にいただき、終始和やかな雰囲気で交流できました。

今後も、国内外問わず、たくさんの団体・個人と繋がりながら、輪を広げて活動を進めていきたいと思います。

(代表 沼田)

 

▽▼▽▼▽▼続いて、秋谷さんからの報告をお届けします▽▼▽▼▽▼▽▼

財団法人「台湾レッドリボン基金会」(Taiwan AIDS Foundation)の担当者から、
当会宛てに「対面での情報交換」の依頼があり、2024年4月11日(金)午後8時30分より、事務所にて実施することとなったため、私(秋谷)も同席参加させていただきました。

当日は「台湾レッドリボン基金会」からは林垠瀚(LIN YIN HAN)氏(Social Worker Director)、林俊宏(DON LIN)氏(Marketing Manager)と通訳の方の3名で、当会からは沼田氏(理事長)と私の2名が参加しました。

内容としては、台湾と日本(あるいは札幌市)における「性感染症」や「HIV感染症」の「疫学的な状況」や「検査体制」、さらには「疾患や予防に関する啓発活動」など多岐にわたり、終了時間は午後10時を過ぎていました。

私が今回の情報交換の機会を通じて最も強く感じたことは、「台湾ではHIV感染症)に対して、国がより積極的に関与している」という点でした。
このことは特に「検査体制」(コロナ禍に検査キットを探すために構築したアプリをHIVの検査キットに流用して、簡単に入手できるようにしていること)や「疾患や予防に関する啓発活動」(啓発用動画やマテリアルの中には、実際の俳優などが参加して作成しているものがある)などの面で感じられました。

なお、今回は相手の方々からのたくさんの疑問や質問に資料などを提示しながら対応しました。そのため、限られた時間の中で、私たちから十分に質問する時間がとれなかった、という反省点はありましたが、大変、貴重な経験をすることができたと感じています。

(秋谷)

写真向かって左から、 沼田、秋谷、
台湾レッドリボン基金会/林俊宏(DON LIN)様、林垠瀚(LIN YIN HAN)様、通訳者様

 

【報告】6/15(土)・16(日)北海道医療大学「第44回 九十九祭」に参加しました(9_9)第2弾!

ごきげんようアウトリーチ担当のくるみです。
前回に引き続き、遅くなりましたが、6月15日(土)・6月16日(日)に参加した北海道医療大学の大学祭「九十九祭」でのアウトリーチ活動の報告をお届けします。
参加した秋谷さんと秋山さんからの報告です。ど~ぞ~

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6/15(土)、6/16(日)の2日間「第44回九十九祭」に参加しました。
今回も例年通り「ブース出展」(6/15(土)、6/16(日)両日)と「ステージ発表」(6/16(日))を実施しましたが、私は「ブース出展」を中心にお手伝いさせていただきました。

今回の「ブース出展」の場所は「教室」ではなく、「講義棟1階ロビー」(出入り口の前)ということもあり、例年より多くの来場者の方と身近に話ができたと感じました。

今回は、例年と同様にメモリアルキルトの展示のほか、HIV感染症に関する様々な資料の展示や配布も実施しましたが、特に「HIV検査」についてより理解を深めてもらうことに焦点をあて、「検査の種類や流れ」を簡単に紹介すると同時に、初の試みとして「自分が検査を受ける上で重要と思われるものすべてにシールを貼ってもらう」という「来場者参加型の展示」を中心として実施しました。その結果として27名の参加者の方とより深く疾患や検査等についての話ができたと同時に、貴重なご意見をいただくことができました。

また、常に人の流れが絶えない、というブースの立地であったため、両日で非常に多くの方々に当会のリーフレット電話相談の広報カード等もお渡しすることができました。今回が初めての「来場者参加型の展示」でしたが、参加される方も楽しく、また、参加している私たちも楽しく感じられた2日間でした。

秋谷

 

2日目・6月16日(日)の九十九祭に参加しました。今回の九十九祭は初めて中央講義棟1Fロビーでのブース出展となりました。いつもとは違う場所での展示に戸惑い、2日目は天候もあまり良くなく入口の自動ドアが開くたびに展示物が倒れたり風で舞ってしまうなど苦労もありました。
しかし、中央講義棟を利用される方の多くが通る場所で目につくこともあり、教室と比較するととても多くの方にクリスのこと、レッドリボンさっぽろのことを知っていただけたのではないかと思います。

今回初の試みとして検査における重要項目の調査アンケートを実施しました。もう少し参加いただきたかったなとは思いますが、シールを貼るだけという簡単な方法であることや視覚的にどのくらいの人が重要視しているのかがわかる面白い調査となりました。

また、2日目は、ブース出展だけではなくステージ発表も行い、今回のステージ発表は私が担当しました。
大学祭のステージということで場を盛り上げることを意識しましたが、初めての九十九祭でのステージだったので、「あれ?いつもってどうしてたっけ?」「あれ?次はどうするんだっけ?」と、改めて提示する資料を含めて、流れをしっかり把握しておくことが大切だなと感じました。
自分ではそんな感じの中でしたが、参加していただいた大学祭実行委員会のスタッフさんが「わざわざここでこんなことを聞くってことは…」などと、出題側の意図を裏の裏まで読んで答えていただける方で、いつも以上に楽しいステージ発表となりました。
ステージを見に来てくれたお客様たちも、両手で「○」「×」を示して下さり、会場全体でHIV/エイズについて考える時間となったと思います。

秋山

 

【報告】6/15(土)・16(日)北海道医療大学「第44回 九十九祭」に参加しました(9_9)第1弾!

皆さま、ごきげんよう!くるみです。
久しぶりにブログを更新しますが、読んでくださっているアナタは、いかがお過ごしでしょうか?
細々と活動は行っていますが、最近、色々な方々と関わることができて、
そのおかげで、色々と充実した日々の活動になっています。
なかなか、ブログに着手できず…すみません。(イイワケですが。)

 

さて、今年も6月15日-16日に開催された北海道医療大学の大学祭「九十九祭」に
ブース出展とステージ発表で、メンバーと一緒に参加してきました。
ご報告が遅くなって、ごめんなさい><

1日目・15日(土)は、北海道医療大学当別キャンパス中央講義棟1階ロビーでの出展
2日目・16日(日)は、北海道医療大学当別キャンパス中央講義棟1階ロビーでの出展の他、屋外アトラクションステージにて発表も行いました。

 

ブース出展では、今回の目玉イベント!初の試みとして、

<自分がHIV検査を受けようと思った時に、検査受ける上で、

重要な項目すべてにシールを貼ってもらう!>

という参加型の掲示を行いました。

シールを貼る前に、現在のHIV検査の流れも説明した上で、
「自分が検査を受けよう!」「検査を受けたいなぁ」「検査しなきゃ…」と思った時、
どういう条件が揃っていたら、自分だったら、足を運びやすいか?
HIV検査所がどういう場所で、どういう日時だったら、検査を受けやすいか? など、
参加者それぞれの立場でシールを貼ってもらう参加型の調査です。

質問項目は全17項目(ちょっと多い…というツッコミはなしで!!笑)

アナタだったら、どの項目が重要で、どの項目が揃っていたらHIV検査を受けやすいですか?

 

今回は、教室内でのブースではなく、ロビーと廊下を使用してのブース出展だったので、多くの方々に参加してもらえる!と意気込んだものの、実際には27名の方の参加でした。
正直、もう少し参加を呼びかけられたら…と思うところではありますが、
初の試みにしては、27名も参加いただけたのは、ありがたいことで、
参加いただいた方々には、心から感謝しております。

 

九十九祭での結果は、こんな感じ…

無料・匿名での検査は、すでに保健所サークルさっぽろでの検査で行っているので、
7)と8)を除くと
1)土日祝日に検査が受けられる
3)昼間だけでなく夜間でも検査が受けられる
9)予約なしで受けられる
11)プライバーが守られている
17)検査で「陽性」と判定された後の「医療機関での治療開始」までの流れがスムースである
が、70%以上でした。
回答数が27なので、今回のシール調査は、引き続き、9月14日(土)・15日(日)に参加するさっぽろレインボープライドのブースでも行う予定です。
回答数を増やして、また結果をフィードバックできたらと考えています。

今回の目玉イベントの報告は、こんな感じ。

 

これ以外にも、ブースでは、恒例の資料の配布も行いました。
クリス*のメモリアルキルトを見ている方や
エレベーター待ちの方(EV横のロビーでの出展だったので)などに
積極的に話しかけ、両日併せて100名以上の方々の手に、
当会のリーフレット電話相談の広報カード、レッドバンド(当会オリジナルラバーバンド)、サークルさっぽろの広報カード等をお渡しできました。
資料を受け取った方の中には、レッドバンドを見て「コレ、今、着けます!」とその場で身に着けて、その後の九十九祭も楽しんでくれた学生さんもいらっしゃいました。(ありがや~。)
こうやって、少しずつレッドリボンの輪が広がっていくんですね。

 

2日目・16日(日)は強風の中でしたが、
ステージ発表では、今年は秋山さんがステージに上がり、
北海道医療大学の学生さんと一緒に、〇✕クイズで、HIV/エイズの理解を深めました。
観客の方々も手で〇や✕を作ってくださり、参加型のステージになったと思います。

 

全体的に楽しいブース、楽しいステージ発表になり、
HIV/エイズについて触れる場・きっかけになったと思います。

 

これからも、私たちももっと多くのスタッフメンバーと
アナタと一緒に、この楽しみを分かち合いたいと思っています。
レッドリボンのバトンを次は、アナタに…。

 

参加したスタッフ、秋谷さんと秋山さんの報告は、また別の日に…。
to be continued...ということで。

くるみ

*クリス=クリストファー・マイルス・キングさん。レッドリボンさっぽろがはじめてサポートしたHIV陽性者。

 

【お知らせ】6/15~6/16「九十九祭」にブース出展します!!

私たちNPO法人レッドリボンさっぽろは6月15日(土)・6月16日(日)に北海道医療大学で開催される大学祭『九十九祭』にブース出展いたします。

 

今年のブースの場所は中央講義棟入ってすぐの1Fロビーです。例年の教室ではないため、「レッドリボンさっぽろのブースがわからない:(;゙゚'ω゚'):」

なんてご心配は無用です!

中央講義棟横にはキッチンカーも並んでいますのでお買い物のついでにぜひお立ち寄りください。

 

皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

 

詳しくは…

https://www.hoku-iryo-u.ac.jp/topics/information/1262885/

【お知らせ】2024年度のHIV陽性者交流会inHOKKAIDO開催スケジュールが決まりました!!

ようやく札幌市内の雪も溶け、一気に春めいてきました。長い冬が終わるとついどこかに出かけたくなってしまいますね。

大変遅くなりましたが、この度2024年度のHIV陽性者交流会inHOKKAIDOの開催スケジュールを公開いたしました!!

(2024年度も全て札幌での開催となります)

【開催スケジュール】

4月20日(土)/6月15日(土)/8月17日(土)
10月19日(土)/12月21日(土)/2025年2月15日(土)

いずれも14:00~16:30
HIV陽性者交流会inHOKKAIDOは偶数月第3土曜日の開催です。

 

現在、4月20日(土)開催のHIV陽性者交流会inHOKKAIDOにつきまして参加申込受付を行っております。

詳しくはレッドリボンさっぽろのHPをご確認ください。

https://redribbon.or.jp/peer/

 

HIV陽性者交流会inHOKKAIDO 担当 ミツル