レッドリボンさっぽろのブログ

HIV陽性者・AIDS患者との共生と差別・偏見のない社会の実現を目指し、北海道で活動をするNPO法人レッドリボンさっぽろの公式ブログです

ヤフオク出品中!パッチワークキルト「ブルーとグレー」(新品)

ただいま、ヤフオクでレッドリボンさっぽろのキルト部門で製作した作品を出品しています。

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今回の出品は、海を思わせる色合いの、たて96㎝×よこ96㎝のハンドメイドキルトです。

深い海に光がキラキラと反射して、輝いているようです。

ブルーとグレーの生地で、とてもメリハリのある作品に仕上げました。

 

この商品は以下のページから入札することが出来ます。(ほかの詳細画像もあります)

page.auctions.yahoo.co.jp

 

NPO法人レッドリボンさっぽろキルト部門では、HIV/エイズを原因とするさまざまなトラブルの中にいる子供達をサポートすることを目的として活動しています。

子供達が、より良い環境の中で暮らしたり、教育を受けたりすることができるようになればと願い、海外エイズ遺児支援団体に定期的に寄付金を贈りその活動に役立てていただいております。

今回のオークションで得たお金は、その資金の一部として使わせて頂きます。
あなたの支払った代金が、そのままHIV/エイズに苦しむ子供達に喜びを与えます。

私達の主旨にご賛同頂きましたら、是非入札をお願いいたします。

【報告】旭川市保健所主催「思春期性感染症予防講演会」で講演を行ってきました

去る10月7日、旭川市保健所にて「思春期性感染症予防講演会」に講師としてお招き頂き、講演を行ってきました。

HIV陽性者を取り巻く現状と課題』をテーマにお話しし、介護施設職員、養護教員、医療関係者など、20名ほどの方にご参加頂きました。

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自己紹介と、HIVの感染経路などの基礎知識のおさらいをした後に通院頻度、医療費、1日1回1錠が主流となっている服薬など現在のHIV治療や利用する制度についてをお伝えしました。その後にU=Uといった最新の知識はもちろん、陽性者が抱えているリアルな「困ったな・・・」など、1時間ほどかけてお話ししました。

 

私自身、レッドリボンさっぽろの一員として講演を行うことは初めてでしたので少し緊張しましたし、この内容で伝わるだろうか?とギリギリまで悩んでいました。

しかしながら講演会終了後のアンケートでは、
「これまで気づかなかった陽性者の方々の困難を知ることができました」
「自分の持っている知識の偏り、アップデートできていないことへの驚きがあった」と参加された皆様からありがたいお言葉を頂くことができ、一安心しました。

 

当日は様々な立場の方にご参加頂きましたので、この講演をきっかけにして今年度より始めた事業にもつながればいいなと思っています。

 

最後に今回企画して頂きました旭川市保健所の皆様、そしてご参加頂きました皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

(秋山)

ヤフオク出品中!パッチワークキルト「ヘキサゴンのお花」(新品)

ただいま、ヤフオクでレッドリボンさっぽろのキルト部門で製作した作品を出品しています。 f:id:red1_ribbon2_sapporo3:20191021201213p:plain

今回の出品は、きれいなお花がいっぱいの、たて121㎝×よこ108㎝のハンドメイドキルトです。

ソフトな色合い、ビビットな色合い、いろいろな色柄の生地で作られた、きれいなお花が満開です。

これから寒くなっていく季節に向けて、こんなきれいなお花たちのパッチワークは、いかがでしょうか。

 

この商品は以下のページから入札することが出来ます。(ほかの詳細画像もあります)

page.auctions.yahoo.co.jp

 

NPO法人レッドリボンさっぽろキルト部門では、HIV/エイズを原因とするさまざまなトラブルの中にいる子供達をサポートすることを目的として活動しています。

子供達が、より良い環境の中で暮らしたり、教育を受けたりすることができるようになればと願い、海外エイズ遺児支援団体に定期的に寄付金を贈りその活動に役立てていただいております。

今回のオークションで得たお金は、その資金の一部として使わせて頂きます。
あなたの支払った代金が、そのままHIV/エイズに苦しむ子供達に喜びを与えます。

私達の主旨にご賛同頂きましたら、是非入札をお願いいたします。

2019年度下期 レッドリボンさっぽろパンフレット設置場所について

札幌市のさぽーとほっと基金に登録している団体は抽選で札幌市内のイオン各店にあるパンフレットラックが利用できます。

2019年10月〜来年3月まで、レッドリボンさっぽろでは札幌市内2店舗のイオンモールにパンフレットを設置することとなりました。

1.イオンモール札幌苗穂店

中央入口 エレベーター横に設置されています。

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イオンモール札幌苗穂店は、当会がイオン幸せの黄色いレシートキャンペーンに登録している店舗です。黄色いレシートを投函するついでに、最新の当会の活動を記載した会報を手にとってご覧ください。

 

2.イオンモール札幌発寒店

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3月まではイオンモール札幌発寒店にも設置することとなりました。

無印良品様の店舗前に設置されています。

建物の北東側にある、桑園発寒通側E1入口またはE2入口から入って頂くと見つけやすいと思いますよ。

是非ご来店の際にお立ち寄りくださいませ。

(秋山)

【報告】9月25日(水)に陽性者交流会inHOKKAIDO初の平日開催を実施しました。

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ちょっと朝晩が肌寒くなって、お鍋が恋しくなってきました。10月からの消費増税までカウントダウンとなっていた9月25日(水)に陽性者交流会inHOKKAIDOとしては初めてとなる平日夜の開催を行いました。開催が近づくまでなかなか申込みがなく、誰も参加者がいなかったらどうしよう・・・とヒヤヒヤしましたが、ふたを開けてみれば初参加2名を含め総勢8名にご参加頂きました。平日夜ということもあり札幌中心部にほど近い公共施設にて実施し、仕事帰りに参加された方もいました。

 

いつものようにグランドルールの読み合わせをした後、初めて参加された方もいましたのでカードを使って自己紹介を行いました。


『私の近況報告』では9/15に開催されたさっぽろレインボープライドに関するものがちらほら。私はFREEHUGの看板を前後に付けたサンドイッチマンになって歩きました。でも、これまでHUGをする・されるという習慣がないので、急に知らない人に肩をたたかれて『え?なんか悪いことした?何か落とした?』と思ってしまいビクビクしてしまって・・・それでも20人くらいの方とHUGをしました。
『最近ハマっているもの』では、サービスが始まったばかりのスマホアプリについて。「最近、ドラクエウォークをはじめました。Twitterでやっている人がいて誘われてやったら、思いの外ドラクエ感があって面白いです。」などなど。

 

後半は参加者から頂いた質問などをカードにしたテーマトークです。
『服薬直後、及び現在の体調について。副作用について』

「カルシウム剤を飲んでいます。HIVの薬と一緒に飲めないようで時間をあけなくちゃいけないけど、飲み忘れてしまう。」「わずかな時間の外出でもお腹を下して我慢できない状態が続き、ズボンを汚してしまうこともある。病院で、整腸剤を出してもらい少し楽になり、だるさや疲労感もなくなって調子がよくなってきた。」「自分は吐き気がたまにあるくらい。疲れやすさは年齢もあるのかなと思っている。」など。

 

HIV不当内定取消訴訟についてどう思う?』
ちょうど、交流会の1週間ほど前に判決が出ました。参加された皆さんも身近な問題として注目していた方が多かったようです。
「世の中ではまだ、死の病気じゃないことや日常生活では感染しないとか、U=Uについても知っている人が少ないのでは?こういうことがあってニュースになって、なにかしら生きやすい世の中になっていけばいいですよね。」「一番知っていなきゃいけないはずの医療関係者でもあまり知らないっていうのが凄いなって。一般の人はボヘミアン・ラプソディのイメージでまだ知らないんだろうけど。」「医療機関でそういう判断というのが衝撃的だった。」
今回の判決では秘密性の高い事項で職場の人に言わなくて言いし、事業者も聞いてはいけない。自分の身を守るためにとっさに違うことを言った原告を攻めることはできない、という判決が下りました。今回の判決で本当に『言わなくてもいいんだ』ということは当事者の心的負担の軽減につながりとても意義のあるものだと感じます。

 

終わった後、今回は終了時間が遅かったので有志で食事をしましたが、ついつい話し込んでしまい結局終電間近の時間になってしまいました。次の日も仕事があった皆さんお疲れ様でした。そしてこんな遅い時間までありがとうございました。

 

次回の陽性者交流会inHOKKAIDOは定例の土曜日開催で10月19日(土)、平日夜の開催は年明けの1月22日(水)です。

 

【お詫びとお願い】
8月は台風10号の影響で公共交通機関の欠航やJRの運休が相次ぎ、参加頂く皆様の安全を考え、急遽中止と致しました。
今後も天候不良・災害などにより参加頂く皆様の安全を確保できないと運営スタッフが判断した場合は開催を中止することがありますのでご了承ください。なお、その際はTwitterや当ブログ、Facebook等で告知致します。

 

ミツル

ヤフオク出品中!パッチワークキルト「曲がりくねった道」(新品)

ただいま、ヤフオクでレッドリボンさっぽろのキルト部門で製作した作品を出品しています。


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今回の出品は、イエローやオレンジ色を基調とした98㎝×98㎝のハンドメイドキルト。

太陽を思わせるような雰囲気です。

明るい陽射しを感じる作品となりました。

これから寒くなっていく季節に向けて、こんな暖かな色合いのパッチワークは、いかがでしょうか。

 

この商品は以下のページから入札することが出来ます。(ほかの詳細画像もあります)

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/u308159528


NPO法人レッドリボンさっぽろキルト部門では、HIV/エイズを原因とするさまざまなトラブルの中にいる子供達をサポートすることを目的として活動しています。

子供達が、より良い環境の中で暮らしたり、教育を受けたりすることができるようになればと願い、海外エイズ遺児支援団体に定期的に寄付金を贈りその活動に役立てていただいております。

今回のオークションで得たお金は、その資金の一部として使わせて頂きます。
あなたの支払った代金が、そのままHIV/エイズに苦しむ子供達に喜びを与えます。

私達の主旨にご賛同頂きましたら、是非入札をお願いいたします。

【HIV不当内定取消訴訟】判決を受けて原告弁護団の声明が出されました。

HIV不当内定取消訴訟
昨日付けで本件について、原告弁護団から以下のような声明が出されました。

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HIV不当内定取消訴訟判決を受けて

2019(令和元)年10月9日

HIV不当内定取消訴訟弁護団
弁護士  加藤丈晴
弁護士  須田布美子
弁護士  横山浩之

本年9月17日、札幌地方裁判所において、社会福祉法人北海道社会福祉事業協会(以下、「協会」といいます。)が経営する被告病院の社会福祉士の採用面接を受けた男性が、採用面接においてHIV陽性者であることを伝えなかったことを理由に内定を取り消された事件の判決がありました。
この訴訟の中では、採用面接においてHIV陽性者であることを聴取することの可否、告知義務の有無、告知しないことの相当性及び原告の過去の医療記録を採用の判断において利用したことの違法性が主たる争点となっていました。
本判決は、採用面接において①HIV陽性者であることを告知する義務はないこと、②HIV感染の有無を確認することは原則として許されないことを明言し、それを前提に、③原告がHIV感染の事実を否定したことは自らの身を守るためやむを得ず行ったもので原告を非難することはできないとして、採用内定取消しの違法性を認定し、さらにプライバシー侵害も認めました。本判決は、HIV陽性者の方々が就職において必ず直面していた「HIV陽性者であることを伝えなくてはいけないのか」という大きな課題に司法判断を示した初めての判決であり、上記①ないし③の内容はHIV陽性者の方々の背中を後押しする極めて画期的な判断です。
これに対し、被告病院を経営する協会は、本年10月1日、「私どもはあくまで原告が虚偽の発言を複数回にわたり繰り返したことにより信頼を失い、職員としての適正に欠けたための『採用内定取消し』の考えは一貫して変わっておりません。…(中略)、虚偽の発言が非難されないのなら、とても今後の議論にはなり得ません。」(一部抜粋)などというコメントを発表して本判決を非難しました。
しかし、本判決を踏まえれば、協会が「虚言」と揶揄している原告の言動は、被告病院が個人情報を違法に利用し、採用面接において質問してはいけないことを質問した結果、これに対してやむを得ずなされたものであることは明らかです。
このような協会の態度は、かかる違法行為を自ら行った事実から目を背け、上記①ないし③の意義を全く理解しないものであるとの誹りを免れず、正に本判決が指摘する「患者に寄り添うべき医療機関の使命を忘れ、HIV感染者に対する差別や偏見を助長しかねないものであって、医療機関に対する信頼を裏切るもの」です。
そして、本判決に不服があるのであれば、控訴した上で公開の法廷において正々堂々と自らの主張を述べ、改めて司法判断を求めるべきであったにもかかわらず、控訴もせずに本判決に対する非難に終始する協会の対応は、本判決の司法判断に真摯に向き合う姿勢が全く感じられない極めて不誠実な態度と言わざるを得ません。
我々弁護団は、不誠実な協会の対応を強く非難するともに、全国各地の医療機関が本判決の内容を真摯に受け止め、本判決が指摘する「患者に寄り添うべき医療機関の使命」を再確認して、HIVに対する差別や偏見のない医療現場が実現されることを切に願うものであります。

以上