レッドリボンさっぽろのブログ

HIV陽性者・AIDS患者との共生と差別・偏見のない社会の実現を目指し、北海道で活動をするNPO法人レッドリボンさっぽろの公式ブログです

【報告】11/22(金)~23(土)世界エイズデーシアター会場にブース出展しました。

こんにちは。くるみです。

12月1日は世界エイズデーです。

札幌でも、世界エイズデーを間近に控えた11月21日(木)~23日(土)の3日間、世界エイズデー札幌実行委員会が企画し、お芝居を通して、HIV/エイズについて考える「世界エイズデーシアター」が今年も開催されました。

いつも当会では、主に広報協力をさせて頂いておりますが、今年は、金・土曜限定で、【ブース出展】もしましたので、まずは、今回参加したスタッフひろこさんからのレポートです!


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こんにちは。ひろこです^^

世界エイズデーシアターでのブース出展に参加してきました!

今年は1回でも多くアウトリーチに参加したいと思っていたので、頑張るぞ〜!!と気合いだけは入れていきました(笑)

毎度緊張しちゃう自分なのですが、くるみちゃんや、世界エイズデー札幌実行委員会さんの声出しを聞きながら徐々にアピールしていくことが出来ました。

募金もたくさんいただき感謝しています。
次回のアウトリーチも、当会についての情報や知識のUpdateを積極的に発信していけるように、頑張りたいです^^(ひろこ)


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今回は、一つのテーブルを世界エイズデー札幌実行委員会さんと共有していて、長机1/3くらいの小さいブース(写真向かって右側1/3が当会のブース)でしたが、足を運んで下さった方々とゆっくりお話しすることができました。

ブースに設置していた『検出限界以下なら感染しない』のくまちゃんポスター(当会作成)を見て「お芝居の中にもあったけど、このこと知らなかったんですよね~」と話して下さる方もいました。また、後日、お芝居を見に来て下さったお客様から、ブースで配布していた資料が欲しいとお問い合わせも頂きました。

エイズデーのイベントに当会のブースがある、ということはやはり意味のある事だなーと感じました。

今回のブース出展では、ありがたいことに、多くの方が当会の募金箱にお金を入れてくださり、実行委員会がおこなっていたクラウドファンディングとは別に、【4,105円】の募金を頂きました。ありがとうございました。

当会の活動に大切に使いたいと思います。

今後も、ワクワクするアウトリーチを考えて、あなたと一緒に知識のUpdateをしたいと思いますので、よろしくお願いしますm(__)m

 

※※※


今年は、2014年のエイズデーシアターで上演した『PRESENT』を2014年の時とは違ったキャストで、2019年の札幌を舞台に変え、再演されました。

お芝居の中には、カミングアウトする側だったり、される側だったり、それは、パートナーだったり、親だったり、友人だったり、支援する人だったり…
様々な立場の人が色々な想いを抱きながら、それぞれが前に進んでいきます。

自分の家の隣で、起こっているかもしれない会話や日常で、身近に感じやすいお芝居だったと思います。

2014年から5年経ち、HIV/AIDSの医療は、どんどん進歩しています。
薬の服用は1日1回が主流になり、きちんと治療ができてウィルス量を検出限界以下まで抑えられていたら、誰かに感染させることもなくなりました。

でも、変わっていないことも、まだまだあります。
その一つに、差別や偏見があります。

お芝居の最後に司会の村形さんが
HIVに感染している人は、あなたの周りに【いない】んじゃなくて、【言えない】んです。」
と、仰っていました。

勿論カミングアウトすることが正義という訳ではありません。

でも、「言わない」のと「言えない」のは違いますよね。

言っても、言わなくても、周りはそれを尊重して、『感染している人もしていない人も、今日も隣で生きている』という事を忘れずに、大切に毎日を過ごしたい。

今回の世界エイズデーシアターが差別・偏見の解消につながっていると信じて…。

(くるみ)